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こんなときだからこそ、紙の本を読む 6
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    JUGEMテーマ:

     

    5月24日の続きです。

     

    デジタルの世界では、瞬時に非常に多くの人とある情報を「共有」できる。

    だけど、デジタルの世界では、情報を取り込む際に誤解が起きやすい。

     

    「共有」が必ずしも「共感」につながるわけではないということです。

    ヘタをすると、誤解から共感どころか反感を生むことだってあるでしょう。

     

    また、デジタルのこの特性を利用して、(拡散させる側の都合のいいように)わざと誤解や曲解をまねくように情報を拡散させることもできる。

     

    そんなふうに供給された情報を誤解して(間違って)いると自覚しないまま、さらに拡散させる人がいたり。そんなことが 近ごろよく起きているのはご周知の通り。

     

    共有しているのに共感がないというのは、なんかさびしいなと思っていたところに、最近のこの騒ぎですよ。

     

    共有しているのに共感がない、つながっているのに孤独みたいな。

    いや、そんなどころではないかもしれない。

    その「つながり」はいったい何によるものなのか。

     

    歪曲された情報によって つながっている人たちが、共感していると思い込んでいるとしたら…。ちょっと(どころか、かなり)恐ろしいかもしれない。

     

    続きます。

     

     


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    | Tote(トート) | 16:47 | - | - |
    小さな家 #リトルゴールデンブック
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      小さな家|リトルゴールデンブック表紙

       

      「家」を主人公にしたお話で有名なものといえば、このリトルゴールデンブック。

      「小さな家(The Little House)」です。

       

      バージニア・バートンさんのあの名作をディズニーがアニメ化し、そのアニメをもとにした絵本です。メアリー・ブレアがアートワークを手がけています。

       

      有名なお話なので、知っている方も多いと思いますが、中身をちょこっとお見せしますね。

       

      のんびりとした美しい いなか街に建てられた小さいおうち。

      仲のよい家族と楽しく暮らしていましたが、夜は少しさびしいと思うこともありました。

       

      小さな家|リトルゴールデンブック1

       

      そのうち、どんどん まわりに家が建って、にぎやかになり、

       

      小さな家|リトルゴールデンブック2

       

      もっと、もっと、大きな建物がたくさん建って、まわりはすっかり都会になってしまいました。

       

      小さな家|リトルゴールデンブック3

       

      住む人もいなくなって、荒れはててしまった小さいおうち。

      「もう、だれもわたしに気づいてくれない…」。

       

      小さな家|リトルゴールデンブック4

       

      ある日、たくさんの人たちがやって来て、

      「とうとう壊されるんだ」と覚悟したおうちでしたが…。

       

      このあと、絵本好きなら、ハッピーエンドになるのをご存知ですよね。

       

      この絵本もオーストラリア限定版です。

      商品情報はこちらです。

       

       

       


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      | Tote(トート) | 16:41 | - | - |
      こんなときだからこそ、紙の本を読む 5
      0

        JUGEMテーマ:

         

        5月14日の続きです。

         

        書いてあるものを全部読まないことで問題(誤解)が起きる。

        これが起きるのは紙の時代からありました。

         

        それをどうにかするのがテクニカルライターの仕事なので、それは Tote自身痛感していますが、「全部読まないことで問題が起きる」頻度が紙とデジタルでは格段に違う。

         

        それは、デジタルの世界では格段に大量の情報が高速で日々、供給されているから。

        また、そうやって次々に新しい情報が配信されるデジタルの世界では、読み手もすばやく情報をキャッチして、すばやく判断(理解)することを求めらます。

         

        それは、瞬時に大量の情報を非常に多くの人が「共有」できることでもあるのだけど。

         

        そこでは、行間まで意識してじっくりと文脈を読み込むなんてことはむずかしくなります。それに、デジタル端末のモニター画面は人間の生理的にそういう読み方に向いていないのだとか。

         

        当然ながら、読ん(読んだつもり)でいても、誤解は起きやすくなりますわ。

        そして、「誤解」は大いに「共感」を妨げる。「誤解」は「共感」の反対といってもいいのでは。

         

        この誤解を防ぐには、メディアリテラシーを上げるしかないのだけど。

         

        続きます。

         

         


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        | Tote(トート) | 15:48 | - | - |
        さびしいお家 #リトルゴールデンブック
        0

           

          さびしいお家|リトルゴールデンブック表紙

           

          人間や動物ではなく「家」が主人公のお話です。

          「The Lonely House(さびしいお家)」

           

          街から遠くはなれた丘の上に、ぼろぼろのお家が ぽつんと1軒ありました。

          誰も住んでいない このお家はさびしくてしかたありません。

          窓も今にもはずれそうで、雨の日は家全体がまるで泣いているようです。

           

          さびしいお家|リトルゴールデンブック1

           

          お家は、誰か家族が住んでくれれば、どんなにいいだろうと思っていました。

           

          ある日、おじさんたちがやって来て、お家をどんどん直しはじめました。

           

          さびしいお家|リトルゴールデンブック2

           

          きれいになったお家には、子供がたくさんいる家族がひっこしてきて、とてもにぎやかに。

           

          さびしいお家|リトルゴールデンブック3

           

          もう少しもさびしくありません。

          とてもしあわせな家になりました。

           

          このリトルゴールデンブックはオーストラリアだけで発売されていたようです。

          貴重な1冊です。

           

          商品情報はこちらです。

           

           

           

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          | Tote(トート) | 21:19 | - | - |
          「しろばらとべにばら」の続きが気になる
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            JUGEMテーマ:神話・伝承全般

             

            先日ご紹介した「しろばらとべにばら(SchneeweiBchen und Rosenrot)」ですが、続きというか結末が気になりますよね。

             

            魔法で動物に姿を変えられていた王子さまが元の姿にもどるという童話はよくあって、その場合、ヒロインと結婚してめでたし、めでたしというのが、定番のエンディングかと。

             

            「しろばらとべにばら」でも、クマの姿にされていた王子さまが元にもどりますが、ここで、あれっと思いませんか?

             

            そう、このお話のヒロインは2人。

            王子さま1人と女の子2人、どうするんだ…?、と Tote も思ったのですが、実は、王子さまには弟がいたのです。

             

            そこで、しろばらは王子さまとべにばらは王子さまの弟と結婚し、みんなでいつまでも仲よく暮らしました。

             

            というのが結末ですが、王子さまがクマから元にもどってからがけっこう長いですね。

             

            この他にも、話の中ほどでしろばらとべにばらが悪い小人を(悪者と知らずに)助けるエピソードがありますが、この小人、長いひげが倒木の下じきになって動けなくなっていたり、川で魚のくわえたつり糸にひげがからまったりしたこともあり、そのたびに合わせて3回2人に助けてもらっているのです。

             

            小人を助ける状況も↑このように非常にややこしく、説明するのにすごい文字数に…。絵本にすると文字数もページ数も多くなってしまいます。

            このお話があまり絵本になってないのは、それも理由のひとつかもしれません。

             

            ピクシー絵本版では、仕様でページ数が決まっていて、やはり文字数多めですが、お話自体はけっこうフルに再現されていると思います。

             

             


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            | Tote(トート) | 09:53 | - | - |
            しろばらとべにばら #ピクシー絵本
            0

              JUGEMテーマ:神話・伝承全般

               

              しろばらとべにばら|ピクシー絵本表紙

               

              このお話もあまり知られていないグリム童話のひとつですね。

              「しろばらとべにばら(SchneeweiBchen und Rosenrot)」

               

              けっこう奇想天外なストーリーです。

               

              しろばらべにばらは仲のいいふたごの姉妹の名前です。

              ある冬の寒い日、この2人の家にとつぜんクマさんがやってきます。

               

              しろばらとべにばら|ピクシー絵本1

               

              このとき親切にしてあげたことから、仲よくなったクマは毎日2人の家に来るようになります。でも、春になるとクマは「悪い小人から宝物を守らないといけない」といって、姿を消しました。

               

              その後、しろばらとべにばらはワシに連れさられそうになっている小人を助けますが、小人は性格が悪くてお礼も言わずに行ってしまいます。

               

              しろばらとべにばら|ピクシー絵本2

               

              実は、その小人がクマの言っていた「悪い小人」だったのです。

               

              クマが小人をつかまえてやっつけると、なんとクマが王子さまに。

              王子さまが小人の魔法でクマの姿にされていたのでした。

               

              しろばらとべにばら|ピクシー絵本3

               

              ストーリー展開が大胆かつ意外過ぎるのですが、こういうのも伝承童話の楽しみのひとつですよね。

               

              商品情報はこちらです。

              お話の続きはこっちのページでどうぞ。

               

               


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              | Tote(トート) | 15:58 | - | - |
              こんなときだからこそ、紙の本を読む 4
              0

                JUGEMテーマ:

                 

                5月6日の続きです。

                 

                深く読むことと共感力の関係については、もう本当に、根深い問題がはらんでいると思います。脳の専門家による研究などもされているようで。

                 

                Tote のつたない見識では、自分の経験や感じ方くらいしか書けないけど、最近よく思うことがあります。

                 

                それは、紙の時代からモノ(文章)を書く仕事をしている人なら、多く感じていることではないかとも思うのですが、モニター上では、ひとつの記事(1テーマひとかたまりの文章)全体を読まずに判断してしまう人が増えているのでは、ということ。

                 

                ネット時代は、とにかくみんなキーワードに敏感。

                ネット上でキャッチーな単語を探して歩いているというか。

                 

                そこで、記事すべてを読まずに目についたワンセンテンスやワンフレーズだけで、全体を判断してしまうことがあるのでは。

                 

                SNSや掲示板なんかで炎上がときどきあって、問題になっている意見や記事をよく読んでから批判や反論を見ると「そんなこと言って(意味して)ないのにな」と思うことが多々あります。

                 

                つまり、誤解が起きているのだけど、「全体(全部)」を読まないことがその大きな原因のひとつだと思う。

                 

                続きます。

                 

                 

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                | Tote(トート) | 15:34 | - | - |
                ゆうかんな仕立て屋さん #ピクシー絵本
                0

                  JUGEMテーマ:神話・伝承全般

                   

                  ゆうかんな仕立て屋さん|ピクシー絵本表紙

                   

                  ピクシー絵本の「ゆうかんな仕立て屋さん/1981年版(Das Tapfere Schneiderlein)」です。

                  昨日のリトルゴールデンブックもポップでしたが、こちらもなかなか。

                  ハエをやっつけるところ↓


                  ゆうかんな仕立て屋さん|ピクシー絵本1

                  リトルゴールデンブック版にはなかった一角獣や大いのししを退治するエピソードも出てきます。

                   

                  ↓最後、お姫さまと結婚するシーン。


                  ゆうかんな仕立て屋さん|ピクシー絵本2

                  この絵本、1980年代に「グリム童話シリーズ」として8タイトル発行されたうちの1冊です。


                  シリーズで表紙のレイアウトデザインが統一されていますが、イラストレーター名の表記がないのです。惜しいなあ。
                   

                  表紙のレイアウトや本文イラストのディテールなど アメリカや日本のデザインとはちょっと違っていて、少し東欧ぽいというか、ちょっぴりロシアンアバンギャルドの匂いもします。

                  商品情報はこちらです。



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                  | Tote(トート) | 17:36 | - | - |
                  ゆうかんな仕立て屋さん #リトルゴールデンブック
                  0

                    JUGEMテーマ:神話・伝承全般

                     


                     

                    ちょっとマニアックなグリム童話のリトルゴールデンブック

                    「ゆうかんな仕立て屋さん(The Brave Little Tailor)」です。


                    タイトルの日本語訳は「勇ましいチビの仕立屋」や「ゆうかんなチビの仕立屋」など英語の原題に "little" が入っているので「チビ」がつく訳も多いようです。

                    お話は、勇気と知恵を使って困難を乗りこえ最後はお姫様と結婚、王様になるというサクセスストーリー。全体を通してユーモアに富んでいます。

                    始まりがなんともユーモラス。


                     

                    ジャムつきパンが大好物な仕立て屋さん。ある日、ジャムのびんにたかるハエを布でたたくと7匹やっつけることができました。
                    そこで、「一打ちで七つ」と刺繍したベルトを身につけ、出かけます。

                    ベルトの刺繍を見た巨人が「そんなに強いならオレと力くらべをしよう」



                     

                    知恵を使って、力くらべに勝ち、仲間の巨人もやっつけます。

                    見覚えのあるイラストだなと思ったら、イラストレーターは J P Miller 、先日ご紹介した「長ぐつをはいたねこ」の人です。

                    この絵本の初版発行は1953年。レトロポップでかわいい絵本です。

                    ここで ご紹介しているのは1972年版ですが、この絵本はあまり再販されておらず 希少な1冊です。


                    商品情報はこちらです。

                     


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                    | Tote(トート) | 13:45 | - | - |
                    こんなときだからこそ、紙の本を読む 3
                    0

                      JUGEMテーマ:

                       

                      4月24日の続きです。

                       

                      深く文章を読むって、どんなことだろう?

                       

                      物語だと主人公や登場人物の気持ちになってみたり、自分ならどうしただろうと考えたり、

                      レポートやノンフィクションだと、描かれた事象の背景を考えてみたり、その背景をより深く知ろうとしたり、なぜこんな結果(事象)になったのか考えたり…、

                       

                      それは、文章を書いた作者や著者の思考をたどることでもある。

                       

                      この過程を楽しむことが読書の「楽しみ」だと Tote は思うのですが、この過程を通して「共感する力」が育まれるのだとか。

                       

                      ただし、この過程には時間も労力もかかる。

                      気になる単語やフレーズをくり返し読んだり、前のページに戻ったり、引用や索引を確認したり、ということをモニター上で行うのは、人間の脳にとって非常にむずかしい(不自然)ようです。

                       

                      つまり、デジタルよりも紙の本の方が深く読むのに非常によく向いているということです。

                       

                      また、深く読むことが共感力につながるというのは、いまの時代にとって…、うーん、なんと言えばいいのだろう。

                       

                      続きます。

                       

                       

                       

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                      | Tote(トート) | 13:14 | - | - |

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