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テングレンとプリンセス
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    ディズニー版「白雪姫白雪姫と七人の小人/第14版(Snow White and the Seven Dwarfs)」「おやゆびひめ(Thumbelina)」のリトルゴールデンブックを続けてご紹介しましたが、この両方のプリンセスの産みの親といえるのが、画家でありイラストレーターのグスタフ・テングレンです。

    テングレンはディズニーに抜擢され、長編アニメ「白雪姫」の美術監督を務めたのですが、それ以降、画風が大きく変わりました。
    以前は耽美的なアール・ヌーボースタイルだったのですが、「白雪姫」以降、デザイン的な要素の強いポップな画風に変わり、たくさんのリトルゴールデンブックを手がけました。その多くがベストセラー、ロングセラーとなっています(詳しくはこちらをどうぞ)。

    ディズニー映画「白雪姫」の公開は1937年。「おやゆびひめ」のリトルゴールデンブックは初版発行が1953年ですから、「白雪姫」以降の作品です。

    テングレンが描いた動物のリトルゴールデンブックもじゅうぶんキュートなんですが、おやゆびひめを見ると、きれいなだけではなく、どこか耽美的。少しなまめかしいような、奥深い魅力を感じます。白雪姫も もちろん、そう。
    やはり、プリンセスを描くのがとても上手な人だったのだと思います。

    テングレンについては、こちらもどうぞ。



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